12月21日「香りのお茶会」の様子

今年の「香りのお茶会」は伝統的な調合に基づいた「匂い袋」を作りました。
市販の匂い袋には合成香料が使われている物もあるので、
天然の材料を使った伝統の香りをぜひご紹介したいと思いました。
初めに日本に香りの文化がどのように伝わり、発展したかという歴史を
ご紹介したあと、香りを放つ植物を乾燥させて細かく刻んだ10種類以上の
材料を手に取り、香りを確かめて、基本の調合に各々のアレンジを加え
ながら材料を混ぜていき、一人ひとり少しずつ異なる香りの匂い袋に
仕上がりました。
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遥か昔に中国から仏教とともに伝わった香りの文化は、
かつてはごく一部の人だけが接することのできるものでした。
気軽に楽しむことができるようになった今は、同時に、
壊れゆく自然環境への配慮が必要になりました。
今回の材料の中でもムスクだけは合成の香りです。
従来はジャコウジカの分泌物を原料としていましたが、
現在では絶滅の恐れがあり、保護の対象になっています。
植物では白檀などが希少になっていて、原種の採取は制限され、
近縁種を利用するようになっています。
そんな現実を知ると、天然の香りに触れるたびに、自然の恵み
への感謝が湧きおこります。
スタートから丸3年目となった「香りのこよみ」は、自然の恵みや
ご参加くださった皆様とのご縁に感謝しつつ、4年目に続きます。
来年もどうぞよろしくお願い致します!

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